
Drive to Retreat.
都市と自然を行き来しながら、環境に配慮した心地よい暮らしを楽しむ。
レクサスとSANUが提案する、サステナブルなライフスタイルを体験した。
文・河西啓介(本誌) 写真・郡 大二郎
セカンドホームを「シェア」する
今年も酷暑の夏が終わった。記録的な猛暑や豪雨による災害。誰もが地球温暖化を肌で感じとり、“何か”を変えなければならないと考えている。環境に大きな影響を及ぼすクルマとの付き合い方も、例外ではない。
そのための選択肢のひとつが、電気自動車(BEV)へのシフトであることに異論はないだろう。「カーボンニュートラルな社会の実現」を掲げるレクサスは、2035年に100%BEVブランド化を目指し、それを実現するべくさまざまな取り組みを進めている。
「Live with nature. /自然と共に生きる。」を理念として掲げるSANUとの提携もそのひとつだ。全国に展開する拠点をメンバーで共有する「SANU 2nd Home」は、月額制に加えて共同オーナーとして関わるプランも用意されており、自然の中の暮らしを自分らしく選べる新しいライフスタイルの在り方として、いま注目されている。
都市と自然を行き来する暮らしには、モビリティの存在が欠かせない。そこでレクサスとSANUが手を結んだのである。
現在レクサスは、BEVオーナーへのサービス「LEXUS Electrified Program」の一環として、「2nd Home EXPERIENCE by SANU」を提供している。SANUのキャビンにお試し滞在(最大2泊まで)できるプログラムだ。今回その体験のため、長野県の「SANU CABIN MOSS蓼科」を訪ねた。



左/クリーンで開放的な室内空間はロングドライブでのストレスを軽減する。RZ450eの一充電走行距離は494km、都心から蓼科への道のりでも不安はない。中・右/SANU施設利用時、LEP対象者はレクサスオリジナル普通充電器を無料で利用することができる。
BEVがもたらす快適さ
ドライブのパートナーはレクサスRZ 450e。ブランド初のBEV専用モデルで、前後に高出力モーター「eAxle」を備える四輪駆動モデルだ。“The Natural”を走りのコンセプトとするRZの加減速やハンドリングはとても自然で、内燃機関車から乗り換えても違和感がない。もちろんBEVの美点である静粛性や乗り心地の滑らかさは期待どおり。東京から中央道を経て向かう蓼科までの道のりはとても快適だ。セカンドホームへと頻繁にアクセスするライフスタイルに、快適な移動をもたらすBEVは最適な組み合わせだ。

SANU蓼科は、八ヶ岳の山並みと原生林に囲まれた高原に位置する。都心では猛暑日となったこの日も、標高1500mの地には爽やかな風が吹き抜けていた。
林の中に佇むキャビンは、シンプルな木造ながら“未来”を感じさせるデザイン性を備える。建材の95%に国産木材を使用し、釘やビスを使わず解体しやすい工法を採用するなど、建築サイクル全体にサステナビリティを貫いている。
部屋に入ると清々しい木の香りに包まれる。開口の大きなガラス窓には緑の木々と青い空が広がる。キッチンや家電も整っているから、地元のスーパーで食材を買い込み、自炊をするのもいい。そんなふうに部屋で過ごしていると、なるほどここはすべてが提供される宿ではなく、自分自身で暮らしを営む「ホーム」なのだと気づく。
キャビンにはサウナ付きや愛犬と一緒に滞在できるタイプもある。至れり尽くせりの贅沢ではなく、ライフスタイルに寄り添う「豊かさ」がここにはある。



サステナブルな工法で建てられたSANUのキャビンは自然との調和を見せる。月額制サブスク利用のほか共同オーナーとして所有プランも。大きな初期費用や維持管理の手間をかけることなくスマートなセカンドホーム・ライフを始めることができる。
https://www.sa-nu.com/
漆黒と静寂に包まれて眠り、翌朝目覚めると心身はすっきりと整っている。その頃には「LEXUS」オリジナル充電器につないでおいたRZのバッテリーもフル充電されているはずだ。

LEXUS RZ450e
RZはレクサス初のBEV専用モデル。「450e」は前後モーターと四輪駆動システム「DIRECT4」により自然な走行と高い静粛性を実現する。全長4805×全幅1895×全高1635mm。価格880万円。
当組合会員様はご紹介割引制度をご利用いただけます。
詳しくは、医歯協自動車サービスサイトへ。
https://www.ishikyo.or.jp/ourservice/candlsp/car/lexus/