
VOLVO DRIVE EXPERIENCES
「ボルボの印象が、変わりました。」
医歯協との提携10周年を迎えたボルボは、会員の方々からの注目度も高い。そこで医歯協会員を対象とした、ボルボ「テストドライブキャンペーン」を実施。ドクターによる、ボルボの電気自動車「EX30」試乗体験をリポートする。
文・佐藤旅宇 写真・高柳 健
最新EV試乗で“ボルボ”を体感
2025年7月-9月、東京医師歯科医師協同組合とボルボの提携10周年を記念して、東京・青山の「Volvo Studio Tokyo」で組合会員を対象とした試乗キャンペーンが開催された。
Volvo Studio Tokyoは最新モデルの展示や試乗はもちろんのこと、スウェーデンのカルチャーに触れることができるイベントを実施。さらにカフェやオリジナルグッズを扱うストアも併設するボルボブランドの発信拠点である。今回の試乗会は、北欧らしさを感じられる空間でボルボの最新プロダクトを存分に体感できる機会として企画されたもの。大きな特徴は、サーキットライセンスを所有し、安全運転に関する深い知見も備えるプロドライバーが同乗し、試乗できることだ。試乗コースも参加者の希望に応じて柔軟に設定でき、周辺の一般道での街乗りのフィーリングを確認するもよし、首都高速道路でEV特有の滑らかで力強い加速を試すもよしといった具合だ。
この特別なプログラムに参加した M.K.さんは、都内の病院に勤務している小児科のドクター。専任のインストラクターのサポートで、ボルボの電気自動車「EX30」を体感した。EX30はボルボのラインナップではもっとも小さなSUV。日本の機械式駐車場が利用できるなど、都市生活に最適なボディサイズを採用することに加え、北欧ミニマリズムとサステナブル素材を融合した洗練されたインテリアによって上質な空間体験を楽しむことができる。
EVの運転は初体験と語るM.K.さんだったが、インストラクターが感心するほどにスムーズに街中を走行する。
「ほとんどをディスプレイ上で操作するのには驚きました。でも運転に必要な機能は短時間で慣れることができますね。インテリアがシンプルで前方視界が広いのが好印象です」

カフェではスウェーデンのティータイム文化「Fika」(フィーカ)を体感。ストックホルム生まれの「SR」のコーヒー豆を使ったコーヒーを飲みながら試乗の手続き。

たまたま女性同士ということもあり、世間話を交えながら和やかなムードでコクピットドリルを受ける。「運転のプロ=男性という認識が変わりました」

試乗車が停めてある地下駐車場はショールームのようなスタイリッシュな空間となっており、気分を高めてくれる。専任のインストラクターが同乗して試乗がスタート。

青山近郊の市街地を中心にドライブを楽しむ。運転だけではなく、ハーマンカードンのオーディオシステムで音楽を堪能するなど、EX30と過ごす豊かな時間を体感した。

サイドミラーの調整といった基本的な機能も含め、ほとんどの操作は12.3インチのセンタースクリーン上で行う。「驚きましたけど意外とふつうに扱えました」。

「ボルボは“無骨な”というイメージを抱いていました」。サステナビリティを意識した柔らかな雰囲気のインテリアをはじめ、新たな魅力を感じることができたそう。
人の安全」を最優先したクルマづくり
国内外の様々な車を乗り継ぎ、現在はドイツ車を所有しているが、愛車選びのさい、とくに重視しているのは「安全性」だという。
「充実した先進安全機能もそうですが、鮮やかな車体色にも魅力を感じました。他車からの視認性も良さそうなので事故の予防につながりそうです」
また、アクセル操作だけで加速と減速が行える「ワンペダルドライブ」にも感銘を受けたとM.K.さんは続ける。
「運転すると肩が凝ってしまうのが悩みだったんです。EX30のワンペダルドライブは、アクセルから足を離すだけで減速から停止までできるので、ブレーキ操作の労力が激減しますね。市街地走行や渋滞でもリラックスして運転することができました」
今年、東京医師歯科医師協同組合とボルボの提携は10周年を迎えた。その背景にあるのは、ボルボの「人の安全」を最優先したクルマづくりが、多くの医師に共感を得ているからだろう。1959年にボルボが世界で初めて採用した3点式シートベルトはその象徴だ。ボルボはこの画期的な安全装置の特許を無償公開し、あらゆるメーカーが使用できるようにした。「安全は独占されるべきではない」という創業以来の哲学は乗員のみならず車外の人々を守る技術へも発展し、今日のボルボの評価を確固たるものにしている。
自動車の動力源が内燃機関から電気モーターへと移り、コネクテッドや自動運転技術が進化する大変革の時代を迎えている現在。ボルボの理念は不変であり、新たなテクノロジーによってさらなる安全性を追求している。最新モデルの試乗体験は、安全への情熱と未来へのビジョンを実感する機会でもあったに違いない。

ボルボEX30
パワフルなモーターで後輪を駆動し、最高出力272㎰、0-100㎞加速5.3秒の俊足を誇るEX30。コンパクトな車体には大容量のバッテリーが搭載され、一充電あたりの航続距離は560㎞(WLTCモード)。
Volvo Studio Tokyo
東京都港区南青山3-1-34
営業時間:平日12:00-19:00/土日10:00-19:00
定休日:毎週火曜日、水曜日
当組合会員様はご紹介割引制度をご利用いただけます。
詳しくは、医歯協自動車サービスサイトへ。
https://www.ishikyo.or.jp/ourservice/candlsp/car/volvo/